阿見町道の駅整備推進室はこのほど、道の駅の基本設計を公表した。施設は平屋建ての1781㎡で、地域振興棟、管理・コミュニティ棟、トイレ・情報棟の3棟で構成。事業費は建築費9億6000万円、造成費7億2000万円など、用地・補償費を除き約18億2000万円を見込む。来年度に実施設計、2018年度に造成、19年度に建築工事に取り掛かり、20年度上半期のオープンを目指す。
(仮称)阿見町道の駅は、追原地内の国道125号バイパスと県道竜ケ崎阿見線バイパスの交差点に計画。昨年度に㈱オリエンタルコンサルタンツ関東支店茨城事務所(つくば市)が基本設計と地質調査に着手。また、土浦ジステック㈱(土浦市)が用地測量に取り掛かっており、ことし12月23日までに完了させる。
今回公表された基本設計によると、建物は飲食施設や農産物直売所、物産施設が入る地域振興棟(W造、ラーメン工法、一部S造)、公民館的機能を持つ管理・コミュニティ棟(W造、軸組工法)、24時間利用できるトイレ・情報棟(S造)の3棟からなる。
特徴として、各棟の間に「トオリニワ」と名付けたオープンテラスを設けるほか、地域振興棟のエントランス2カ所には、電灯ランドマークの「光塔」を設置する。
駐車場は、建物北側に小型車72台と身障者用4台分(2400㎡)、建物南東に小型車26台分(1000㎡)、その北側に大型車12台分(1600㎡)を整備する予定。出入り口は国道125号バイパスと県道竜ケ崎阿見線バイパスに1カ所ずつ設ける。
事業費内訳は、実施設計、埋蔵文化財調査、不動産鑑定等の委託費が約1億4000万円、交差点改良を含む造成費が約7億2000万円、建築費が約9億6000万円。
現時点のスケジュールは、ことし10月にも指定管理予定者の公募を開始し、年度内に選定する。来年度は実施設計、用地買収、埋蔵文化財の調査に入り、翌18年度に造成工事に着手。19年度に建築工事を行い、20年度の早い時期の開業を目指していく。
【①模型による完成イメージ②配置図③建築平面図】