県内の建築専門家5団体は8日、『J5長野』として協同で事業に取り組む協定を締結した。協同事業の内容には、シンポジウム開催や資格PR、社会貢献活動などを示している。
J5長野は、JIA(日本建築家協会)関東甲信越支部長野地域会(JIA長野県クラブ、山口康憲代表)、JSCA(日本建築構造技術者協会)関東甲信越支部長野サテライト(JSCA長野、篠田諭代表)、JABMEE(日本建築設備技術者協会)北信越支部(佐藤忠幸長野代表)、BSIJ(日本建築積算協会)関東支部(江島伸二長野代表)、JABA(長野県建築士会、場々洋介会長)の5団体で構成する。
協同事業は①J5のそれぞれが運営する資格について相互理解を深めるとともに、広く周知を図るためのシンポジウム等の開催②J5のそれぞれの資格の活用について、行政への要請活動③J5の周知を図るため、共同して取り組む社会貢献活動‐となっている。
シンポジウムは10月末に代表5人で会合を行い、年度内開催に向けて検討する。その際に行政機関に対して資格のPRをする予定。また社会貢献活動については、災害対応や住宅相談活動を実施できるよう話を詰めていく方針。
建築専門家団体による『J5』は、2014年4月に全国団体でスタート。今回の長野版は、北海道に次ぐ2番目の地域団体となる。各団体が持つ独自認定資格は次の通り。
▽JIA=登録建築家▽JSCA=JSCA建築構造士▽JABMEE=JABMEE SENIOR(建築設備技術者)▽BSIJ=建築コスト管理士・建築積算士▽JABA=専攻建築士