南アルプス市は、９月補正予算案を公表した。建設関連では、白根御勅使中学校改築事業で２０１７年度までの継続費として総額15億７７８１万７０００円を設定。そのほか、白根生涯学習センター建設事業に１８４６万８０００円、放課後児童クラブ建設に係る設計業務に１６５０万４０００円、県民の森周辺施設等再整備事業に９３４万３０００円などを計上した。

　白根御勅使中学校改築は、校舎の躯体コンクリート強度に問題があったため、新校舎を整備するもの。工事費には本年度から17年度までの継続費を設定した。総額15億７７８１万７０００円うち、16年度の年割額を今予算に付けた。

　白根生涯学習センターは、白根支所が立地するエリアに図書館機能を含めた施設として整備するため、設計業務を行う。地域の生涯学習スペースの不足を解消し、複合的な諸機能の集約化を進める方針だ。

　放課後児童クラブ建設に係る設計業務は、白根東、若草の２つの児童クラブの改築工事に伴うもの。予算内訳は、それぞれ８２５万円。

　児童クラブに係るものでは、小笠原と同第２クラブを統合する計画で、用地取得費90万３０００も確保している。

　県民の森周辺施設等再整備は、伊奈ヶ湖周辺を森林環境教育の場、観光スポットとして活用するため改修工事に伴う設計や、再整備計画策定を行う。

　このほか、市営芦安駐車場トイレ改築に３０１２万８０００円、介護ロボットなど導入支援に６４８万９０００円、防災倉庫整備に５０６万３０００円などを盛り込んだ。