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山梨県甲府市

甲府市環境センター 管理棟設備を改修

2016/08/31 山梨建設新聞

 甲府市は、市環境センターについて、ごみ処理機能を甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合が建設している施設(笛吹市境川町寺尾地内)へ移管するが、現在地に残す管理棟はライフラインが使用できなくなるため、管理棟の設備ほか改修工事を来年度に計画している。このほど、実施設計を県建築設計協会へ委託した。納期は来年3月。

 一方、環境センターの既存建物解体など含む整備実施計画を8月18日に、エイト日本技術開発山梨事務所(2322万円で委託した。 

 環境センターの管理棟は、給水・給湯・空調用冷温水および電気の受給など、日常業務に必要なライフライン全てを隣接建屋の焼却工場から供給されている。

 しかし、ごみ処理機能は甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合へ移管することになっているため、管理棟は単独で維持できるような改修を計画した。設計では、事前に必要な改修内容を把握するとともに、単独で維持できるような設備調査、機器容量の算定、受水槽、キューピクルなど配置計画、改修工事の設計積算、図面作成を進める。

 管理棟はRC造3階建てで延べ2704・16㎡、車庫棟はS造平屋建てで延べ2104・03㎡。設計施工は石川島播磨重工業が担当(平成8年度の竣工)した。

 現在の焼却工場は、ごみ処理施設の焼却工場(RC・SRC・S造4階地下1階建てで、延べ1万1896・86㎡)と、粗大ごみ施設の破砕工場(RC・S造3階建て延べ2632・04㎡)は、2017年度以降に閉鎖。新施設完成後、3年以内に解体し、更地に戻す考え。

 センター内には、管理棟や焼却工事、破砕工場のほか、▽なでしこ工房(RC・S造2階建て、延べ1174・06㎡)、▽リサイクルプラザ(RC・S造平屋建て、延べ3081・73㎡)、▽煙突(RC・S造で高さ59m)、▽多目的グラウンド、▽水辺公園、▽駐車場-などを備えている。


【写真=改修する管理棟(右)、解体予定の焼却工場(左)】

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