県高崎土木事務所は、国道２５４号富岡バイパスから都市計画道路３・３・２吉井北通り線（吉井北通り線）までの４車線での全線開通を目指して整備を進める。来年度は、交差点改良工事や舗装工事、中央分離帯の設置工事などを実施。本年度も舗装工や植栽工などの発注を控えている。完成すれば、国道２５４号バイパスの富岡市にある田島交差点から県道高崎神流秩父線までの全長13㎞が４車線で開通することになる。

吉井北通り線は、県道吉井安中線本郷交差点から県道高崎神流秩父線までの区間で、延長１５００ｍ。来年度は、県道高崎神流秩父線との交差点付近で改良工事と舗装工事を予定する。本郷交差点から国道２５４号バイパス西吉井駅入口交差点までの延長７００ｍ（小棚本郷工区）では、舗装工事と中央分離帯の設置工事などを行う見通しだ。

本年度下期にも多くの工事を発注する。吉井北通り線では舗装工事を実施。延長はまだ調整中だが、11月ごろに３分割で指名競争入札を行う。本郷交差点から東に延長１２０ｍ（分割１号）と延長７００ｍ（分割２号）、延長５００ｍ（分割３号）を予定する。厚さ５㎝の表層で舗装工を行い、延長１２０ｍの区間では飲食店出入り口の縁石工を整備する。さらに舗装工事の進捗次第では、照明器具の設置工事を４分割で発注する。

国道２５４バイパスと県道金井高崎線が交差する、造石交差点から東の「富岡工区」（延長約４００ｍ）および続く「小棚本郷工区」（延長約７００ｍ）では植栽工を行う。小棚本郷工区では道路改良工事（延長約１８０ｍ）も控えており近く指名競争入札で発注する見通しだ。

国道２５４号バイパスは富岡市田島交差点から甘楽町造石交差点までの延長９・４㎞がこのほど４車線で開通。そこからさらに東へ西吉井駅入口交差点までの延長１・４㎞も11月末に４車線で開通する。