県新潟振興局新津地域整備部は、管内建設業者に対し行った建設業界の担い手確保に関するアンケート調査の結果、7割で人手不足を感じていることが分かった。
現在の人手を「不足」とする回答は32・8%、「やや不足」は44・4%で、「不足」と「やや不足」をあわせると77・2%にのぼる。不足する職種では作業員が最も多く、次いで技能労働者、技術者と続く。
アンケート調査は、建設業労働災害防止協会新潟県支部新津分会に加入する建設業労働者1190人に行い、532人から回答を得た(回答率44・7%)。
将来的な人手については「不足」が全体の半数を占めており、「不足」と、「やや不足」をあわせると9割に迫る回答。
仕事の満足度では、賃金や休日、人材育成に対して3~4割が「不満」または「やや不満」を抱いていることに対し、勤務時間や人間関係、やりがいについて、おおむね半数が「満足」または「やや満足」と回答している。
また、実際に仕事をする中で「危険」「きつい」「きたない」のいわゆる3Kでは、「感じる」または「やや感じる」とする回答が大半を占めた。
今の仕事を志望した理由については「仕事が自分に合うから」との回答が最も多く、次いで「他に適当なところが無いから」だった。