記事

事業者
茨城県守谷市

守谷市が12月補正案で新守谷駅自由通路整備に2カ年2億8000万円

2016/12/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 守谷市はこのほど、松丸修久市長の就任後初となる補正予算案を編成。13日開会の市議会に上程する。建設関係の主なものでは、新守谷駅自由通路線整備事業で工事委託費に2カ年継続費として2億8080万円(2016年度=1億1880万円、17年度=1億6200万円)を設定しているほか、橋梁の長寿命化修繕事業で北守谷橋の工事委託費に1億5214万円、市営薬師台住宅の改修工事に4009万7000円を計上している。

 一般会計は、第6号(寄付金や財政調整基金)で3億2308万4000円、第7号で4億5205万3000円を追加し、当初からの総額を209億4989万3000円とする。議会最終日は26日。

 新規事業の新守谷駅自由通路線は、関東鉄道常総線の新守谷駅西側のペデストリアンデッキから駅東側へ連絡する跨線人道橋で、延長87・5m、幅員3・5m。事業期間は16~18年度。

 7月19日には守谷市、つくばみらい市、近隣の小学校を運営する学校法人開智学園(埼玉県さいたま市)の3者で整備事業について協定を締結。開智学園が実施設計を発注し、現在、㈱復建エンジニヤリング(東京都中央区)が来年3月25日までの履行期限で策定中。

 工事は関東鉄道㈱に委託する計画で、16~17年度の継続費として2億8080万円を設定。本年度内に委託に関わる協定を締結する見込み。

 橋梁長寿命化修繕事業では、常磐自動車道に架かる北守谷橋(御所ヶ丘、1979年、L40・6m、W32m)の修繕工事費1億5214万円を予算化。工事は東日本高速道路に委託する方針で、年度内に協定を締結するもよう。概要は下部の剥落防止やひび割れ補修など。なお上部工は別途、来年度に市から発注となる見通し。

 市営薬師台住宅(薬師台4-2)では、201号棟(6戸)と204号棟(12戸)の浴室改修のため4009万7000円を措置。全額次年度への繰越明許費に設定されている。発注は来年2月ごろとなりそう。

 また、用地買収費として都市計画道路西口大柏線(L940m、W20m)に3353万6000円、市道3104号線(本町)に322万8000円を配分している。

 そのほか水道事業会計で立沢、大山新田、赤法花、同地の給水管の入れ替えに2138万4000円、公共下水道特別会計で本町の管路布設替え(L350m、口径250㎜)の実施設計に1161万円を計上した。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら