株式会社諏訪共同生コン(本道孔崇代表取締役社長、茅野市宮川1110)と有限会社マル吉横川セメント(横川英雄代表取締役社長、岡谷市長地御所2-17-31)は、生産を委託する集約化で合意し、4月1日に発足すると発表した。マル吉横川セメントの工場は、諏訪共同生コンの岡谷工場として存続。諏訪共同生コンは本社工場と岡谷工場の2工場体制とする。マル吉横川セメントの社員は諏訪共同生コンに採用される。
1月に開かれた諏訪生コン協同組合の理事会で承認されたことから今回発表された。
諏訪共同生コンは、株式会社タカサワマテリアル(小林正夫代表取締役社長、旧オークサ・マテックス)と有限会社本道商店が、製造の合理化と健全経営を図るため2010年4月に設立。
今回、諏訪地域で単独で事業を行っていたマル吉横川セメントの横川社長から集約化について諏訪共同生コンに話があり、諏訪共同生コンとしては「協力していこう」と応じ、今回の集約化に結び付いた。横川社長は「出荷が極端に減る中、お互いに助け合っていこうと決断した。生産を委託し、運送の効率化を図る」と、資本参加に至った経緯を説明。
小林社長は「こうして出荷が非常に少ない時に集約化を図れたことはよかった。切磋琢磨しながら運送を含め効率よく高品質のものを出していき、健全な工場運営と組合体制を維持していきたい」と今回の集約化を喜んだ。
【握手を交わす(左から)小林社長、横川社長、本道社長】