日本経済団体連合会(経団連)の会長・副会長会議が6日に開かれ、5月31日の定時総会で選任する副会長候補者の一人に大成建設会長の山内隆司氏が内定した。建設業界からは初の副会長起用となる。
会見で榊原定征会長は「成長戦略の柱の一つであるインフラ輸出の推進や震災からの復興、さらには地方創生において建設業が果たす役割は大きい」とした上で、2019年のラグビー・ワールドカップ、20年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会、21年の関西ワールドマスターズゲームズ、大阪が立候補予定の25年の万博など、国際的な大イベントが控えることから、「建設業界の経験と実績は非常に重要」と述べ、山内氏に対して期待を寄せた。