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(社)日本塗装工業会県支部

日塗装・彩青会/ウレタン塗膜防水材の不具合事例と予防策学ぶ

2017/02/21 埼玉建設新聞

 日本塗装工業会埼玉県支部(松尾康司支部長)青年部・彩青会は14日、さいたま市南区の建産連研修センターで、日本特殊塗料㈱東京営業所の保岡賢治係長を講師に招き、『改修工事におけるウレタン塗膜防水材の工法選定事例および不具合に対する予防事例について』と題する講習会を開催した。

 西浦建貴会長は「この勉強会はメーカーが持っているさまざまな最新の情報を、我々施工店や販売店が共有することによって、起こりうる現場での問題、トラブルに対応できるようにしようという趣旨のもとに開催しています」とあいさつ。会員向けの講習や技術発表会など積極的に事業に取り組む中、ことし彩青会が20周年を迎えたことに触れ、秋には記念式典を開催する予定でいることを報告した。

 講習ではウレタン防水の基本工法、下地別の推奨改修方法、不具合事例と予防策-について解説。

基本工法では密着工法、補強布入り工法、下地から上がってくる蒸気を逃がし、防水塗膜の膨れを防止する通気緩衝工法について説明。応用編として機械固定工法のアンカー打ちなどを確認した。

 改修方法では大量の花粉による影響が多くみられるマッドカーリング現象の対処方法や、押さえコンクリート(防護防水工法)の立上がり、目地、下地処理の方法などを学んだ。

 不具合事例では代表的なものとして硬化不良、フクレ、変色、亀裂、剥離などを起こさないための処理・施工を習った。

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