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笠間市17年度当初予算案/市民センターいわま大規模改修に2カ年継続費5・5億円

2017/02/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 笠間市(山口伸樹市長)は20日、2017年度当初予算案の概要を明らかにした。主な事業では、市民センターいわまの大規模改修事業に2カ年継続費5億5500万円(17年度=2億2120万円、18年度=3億3380万円)、市民球場への電光掲示板設置に2億414万円、来栖本戸線や南友部平町線などの幹線道路整備事業に7億7882万2000円を盛り込んだ。(4面に主な事業)

 一般会計総額は309億5000万円で、前年度と比べて1・6%の増。過去最大となる積極型の予算案を編成した。普通建設事業費は同比16・4%減の44億337万5000円。

 市民センターいわまは、旧岩間町役場として1995年に竣工。建物の規模はRC造3階建て、延べ4500㎡。経年による老朽化で建物が傷み、雨漏りする箇所もある。空調はこれまで修繕で対応してきたため、今回の改修で更新することになりそう。設計は㈱戸頃建築設計事務所(水戸市)。

 市民球場は1993年度に建設。総面積は1万6000㎡(センター120m、両翼95m)。内野は土、外野は天然芝。収容人数は8200人(スタンド3500席)。19年開催予定の茨城国体では軟式野球の会場となっており、手動式の掲示板を電光式に切り替える。設計は㈱パル綜合設計(水戸市)。

 幹線道路整備事業では、来栖本戸線(L400m、W6/10m)や南友部平町線(L350m、W6/11m)の改良工事、笠間小原線(L320m、W6/10m)、市道(友)2級5号線(L425m、W6/10m)の舗装工事などを推進。

 新設改良は、市道(笠)3670号線(L200m、W5m)や市道(岩)中88号線(L150m、W4m)の改良舗装工事、市道(友)2040号線(L100m、W4m)の詳細設計などを計画している。

 学校施設関連では、友部第二中学校校舎の大規模改修に向けた設計費1181万6000円を設定。建物の規模はRC造3階建て、延べ4570㎡。建設年は1986年。外壁や屋根の補修、トイレの洋式化などを予定している。

 このほか、友部第二小学校の児童クラブ室整備に3458万8000円。建物の規模は、W造平屋、延べ110㎡。40人程度の受け入れができる施設を敷地内に整備する。設計は司建築設計事務所(笠間市)。

 また、公共下水道・農業集落排水・合併浄化槽整備事業に7億9577万3000円、石綿管更新や鉛製給水管解消などの水道施設等整備事業に3億511万円を配分した。

 なお、市議会の会期は2月28日~3月16日。


 【表=2017年度当初予算案】

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