県は24日、２０１７年４月１日付の幹部人事異動を発表した。主な異動では、公営企業管理者に赤池隆広エネルギー局長、総合政策部長に市川満福祉保健部長、リニア交通局長に岡雄二農政部次長、県土整備部長に垣下禎裕県土整備部理事が就く。

　異動規模は合計１９４７人（警察官を除く）。

　異動の特徴について、後藤斎知事は会見で「（県の）総合計画や総合戦略に基づく取り組みを新たな体制でより一層加速していくため、『職員が育ち・活躍する』人事配置を行った」と説明。

　そのため公営企業管理者には、エネルギー・産業政策分野の経験が豊富な赤池隆広エネルギー局長を登用。

　部局長については、14人のうち10人が新任。業務経験を踏まえ、総合政策部長に市川満福祉保健部長、リニア交通局長に岡雄二農政部次長、防災局長に茂手木正人観光部長、エネルギー局長（企業局長併任）に宮沢雅史教育委員会事務局教育次長、県土整備部長に垣下禎裕県土整備部理事などを起用した。

　本庁課長についても、新設のリニア環境未来都市推進室長（リニア交通局主幹兼職）に石寺淳一政策企画課総括課長補佐、子どもの心のケア総合拠点整備室長に下川和夫医務課総括課長補佐を充てた。

　主な部局長・次長級の新任幹部は次のとおり。

　【総合政策部】

　部長に市川満福祉保健部長、次長に三井孝夫福祉保健部次長、技監（リニア交通局技監兼職）に藤森克也県土整備部総括技術審査監。

　【リニア交通局】

　局長に岡雄二農政部次長、リニア推進監に細川淳県土整備部技監、次長に依田誠二リニア推進課長、次長（リニア用地事務所長事務取扱）に渡邉仁用地課長。

　【森林環境部】

　次長に丹澤尚人農政総務課長、次長（最終処分場）に廣瀬久文防災局次長、技監に島田欣也中北林務環境事務所長。

　【農政部】

　理事に相川勝六農政部技監、次長に奥秋浩幸観光企画課長、技監に土屋重文峡東農務事務所長、中北農務事務所長に荻原修富士・東部農務事務所長。

　【県土整備部】

　部長に垣下禎裕県土整備部理事、理事に水上文明県土整備部技監、次長に中澤和樹県土整備総務課長、技監に丹澤彦一中北建設事務所長、技監に望月一良都市計画課長、総括技術審査監に山下雄康流域下水道事務所長、中北建設事務所長に高井達也富士・東部建設事務所長。

　【企業局】

　次長（エネルギー政策推進監併任）に秋元達也エネルギー政策課長。

【表＝建設関連の主な幹部異動】