富士五湖広域行政事務組合(代表理事=堀内茂富士吉田市長)は、2017年度当初予算を公表した。
同組合がある富士五湖消防本部および富士吉田消防署の建て替えについては、基本設計策定など委託に2300万7000円(河口湖消防署庁舎耐震設計、同署の西部出張所耐震調査含む)を計上。消防施設整備基金に1億70万円を積み立てた。
庁舎の建て替え計画は、数年前から検討し、これまで進展が見られなかったが、今予算で策定費や多額の積立金を行ったことから、建て替えに向けて一歩前進した。
老朽化が進む庁舎は、RC造3階建てで、延べ床面積1688㎡の規模。14年度に検討委員会を立ち上げ、今後も同会で建設場所の候補地(現庁舎跡地を含む)や機能などの協議を継続する。
建て替え計画について担当者は、「事業自体は前進しているが、候補地はまだ公表できない。現在は、基本設計策定委託をどのような形でするべきかを協議中。年度早々にも発注したい」と話している。
一般会計総額は15億4670万4000円。