三条市は、実学系ものづくり大学および医療系高等教育機関施設建設の基本設計者をプロポーザル方式で選定する。5月補正予算案に設計競技謝礼金40万円、地質調査委託料4950万円、基本設計委託料7700万円を計上した。今月17日の臨時議会で予算案承認後にプロポーザル手続きに着手する。
2校は、上須頃地内の県央基幹病院建設地に近接する農地約2・8haで一体整備を計画。うち、実学系ものづくり大学校舎3600㎡、同実習工場2610㎡、体育館900㎡、グラウンド1600㎡、医療系高等教育機関2000㎡、駐車場(約380台)8740㎡、通路・その他9050㎡など。
公立大学法人を設置し、整備する実学系ものづくり大学は、年度内に基本設計をまとめ、2018年度に実施設計、19、20年度で施設を建設する。開設予定は21年4月。
校舎は管理諸室等7864㎡、教員研究室650㎡、図書館280㎡、厚生補導施設等1200㎡を想定。
入学定員は80人(収容定員320人)で、学部構成は1学部1学科。
また、NSGグループ(学校法人国際総合学園)の誘致により公設民営方式で開設する医療系高等教育機関は、本年度に基本設計、18年度に実施設計と建設工事着手、20年4月の開校を予定している。
専修学校(専門課程)とし、看護学科(3年制)は入学定員40人で、県央基幹病院開院後に80人に増員。歯科衛生士学科(3年制)は入学定員50人、医療事務学科(2年制)は入学定員25人。校舎は延べ床面積3993㎡となる。