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茨城県土浦土木事務所

県土浦土木の17年度主要事業

2017/06/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土浦土木事務所(小杉俊一所長)の2017年度主要事業概要によると、本年度は国道125号つくばバイパスや国道354号土浦バイパスの改良事業、浸水被害解消のための恋瀬川改修、サイクリングロードの整備などを推進していく。

 国道125号つくばバイパスは、県南地域と県西地域を東西に連絡する幹線道路で、常磐道土浦北ICや筑波山へのアクセス強化と、つくば市北部の渋滞緩和を目的に同市田中~寺具で整備中。

 現在は主要地方道つくば真岡線バイパスから西側の区間(L1720m)を優先している。本年度は用地買収と改良工事を行う。

 鹿行・県南・県西地域を横断する国道354号土浦バイパスは、鹿行方面から常磐道土浦北ICへのアクセス強化と土浦市内の渋滞緩和が目的。本年度は土浦市若松の跨道橋上部工と、同市木田余の跨線橋下部工に取り掛かる。

 一級河川の恋瀬川では、石岡市やかすみがうら市の浸水被害を解消するため、改修を行っている。14、15年には台風によって浸水被害が発生したことから、昨年4月に国補事業区間を6・4㎞延伸。本年度は石岡市高倉の築堤工事を第2四半期に発注する計画。

 桜川土浦潮来自転車道線は、桜川市から土浦市の市街地を経て潮来市内に至る延長81・3㎞のサイクリングロード。このうち土浦市内6㎞とかすみがうら市内14㎞で整備を推進している。第2四半期には土浦市湖北の延長530mの工事が発注となる見通し。

 また、霞ヶ浦総合公園(土浦市大岩田)では受変電設備の更新を、洞峰公園(つくば市二の宮)では放送設備の更新を実施する。

 さらに土地区画整理事業では、つくば市の島名・福田坪と上河原崎・中西で、造成および区画道路工事を進めていく。

 17年度の主な事業の概要は次のとおり。

 【一般国道125号つくばバイパス道路改良事業(つくば市田中~寺具)】

 ◆全体計画=L5320m、W25/14m

 ◆総事業費=75億円

 ◆事業年度=1990年度~

 ◆進捗率(2016年度末)=84%

 ◆17年度事業=用地買収、道路改良工事

 【一般国道354号土浦バイパス道路改良事業(土浦市若松町~手野町)】

 ◆全体計画=L5840m、W25/13m

 ◆総事業費=160億円

 ◆事業年度=1991年度~

 ◆進捗率(2016年度末)=80%

 ◆17年度事業=橋梁上部工事(若松跨道橋)、橋梁下部工事(木田余跨線橋)

 【一級河川恋瀬川河川改修事業】

 ◆全体計画=L16・8㎞

 ◆総事業費=129億円

 ◆事業年度=1940年度~

 ◆進捗率(2016年度末)=53%

 ◆17年度事業=築堤工事

 【一般県道桜川土浦潮来自転車道線自転車道整備事業】

 ◆全体計画=L20㎞(土浦市6㎞、かすみがうら市14㎞)、W3~4m

 ◆事業年度=2000年度~

 ◆進捗率(2016年度末)=32%

 ◆17年度事業=自転車道整備工事(関連事業として路面標示や誘導標識など)

 【霞ヶ浦総合公園・洞峰公園都市公園安全・安心対策事業】

 〔霞ヶ浦総合公園〕

 ◆全体計画=県管理区域A10・3ha

 ◆事業年度=2014年度~

 ◆17年度事業=受変電設備更新

 〔洞峰公園〕

 ◆全体計画=県管理区域A20ha

 ◆事業年度=14年度~

 ◆17年度事業=放送設備更新

 【土地区画整理事業】

 〔伊奈・谷和原丘陵部〕

 ◆全体計画=A274・9ha

 ◆総事業費=693億円

 ◆事業年度=1993~2018年度

 ◆進捗率(16年度末)=99・3%

 ◆17年度事業=清算事務、保留地管理等

 〔島名・福田坪〕

 ◆全体計画=A242・9ha

 ◆総事業費=554億円

 ◆事業年度=2000~29年度

 ◆進捗率(16年度末)=56・3%

 ◆17年度事業=造成および区画道路工事、物件移転補償等

 〔上河原崎・中西〕

 ◆全体計画=A168・2ha

 ◆総事業費=369億円

 ◆事業年度=2000~29年度

 ◆進捗率(16年度末)=43・7%

 ◆17年度事業=造成および区画道路工事、物件移転補償等

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