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(医)桑名恵風会

在宅強化で地域貢献を 老健「くわの実の郷」が起工

2017/07/22 新潟建設新聞

 社会医療法人桑名恵風会(渡邉正人理事長、新潟市東区河渡甲140)は20日、「(仮称)介護老人保健施設くわの実の郷新築工事」の地鎮祭を執り行った。同法人の関係者、地元自治会長のほか、設計者の創建築設計事務所、施工を担当する福田組、新潟藤田組、田中組の関係者約30人が出席し、工事の安全を祈願した。

 地鎮之儀では、斎鎌を創建築設計事務所の真島光雄代表取締役、斎鍬を社会医療法人桑名恵風会の渡邉正人理事長、斎鋤を福田組の太田豊彦代表取締役社長が執り行った。

 式典後、同法人の渡邉理事長は「かねてからこのような老健を整備し地域の方々に貢献できればと考えていた。特養などとは違う在宅介護を補填する100床の老健、通所リハビリテーションを併設した施設を設けることで、できるだけ介護の少ない在宅復帰、支援を行い、少しでもいい形で健康寿命が延ばせるよう貢献できれば幸い」と述べた。

 施工を担当する福田組の田村雅宏現場代理人は「素晴らしいプロジェクトに参加させて頂き、大変光栄。これから工事関係者が一丸となって、入所される方の使いやすさなどを考えながら建物を完成させるよう、品質安全を踏まえながら、精一杯進めて参りたい」と意気込みを語った。

 新潟市東区空港西2丁目214-14地内にある旧新潟朝鮮学校グラウンド内に、定員100名の在宅強化型の介護老人保健施設を新築。入居者ができるだけ早く在宅復帰ができるよう随所に工夫が施されるほか、これまでの老健の施設にはなかったユニット型施設が40床分を取り入れられる。さらに将来的には全床をユニット型に変更できる建物として整備することから、今まで以上に充実した医療と介護の提供が期待されている。

 設計は、創建築設計事務所、施工は福田組・新潟藤田組・田中組JV。

 施設は、S造3階建て+PH1階、延べ床面積5133・58㎡、建築面積2141・45㎡。建物高さは11・85m。

 敷地面積は6281・01㎡。

 2018年3月15日の完成、同年4月の開所を目指す。

【写真=田村現場代理人、工事の安全を関係者全員で祈願】

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