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土木学会がJR上越線の清水トンネル関連施設群を土木遺産に認定

2017/09/27 群馬建設新聞

土木学会は、みなかみ町から新潟県へ抜けるJR上越線清水トンネル関連施設群を同会選奨土木遺産に認定した。県内の遺産としては13件目となる。

対象となる施設は、清水トンネル(1931年度完成)のほか◇新清水トンネル(67年度)◇湯桧曽ループ線(31年度)◇松川ループ線(31年度)◇土合駅構内土合斜坑(67年度)◇湯桧曽橋梁(31年度)◇毛渡沢橋梁(上り線)(31年度)-の7施設。受賞は、トンネル掘削技術の進歩と貴重なループ線を今に伝え、谷川連峰を貫通して首都圏と日本海側を最短距離で結ぶ貴重な土木遺産であることを理由としている。

清水トンネルは、谷川岳の中腹を貫く延長9702mの単線の長大トンネル。完成当時の31年には、日本一、東洋一、世界第9位の規模で、22年度に着工し、約9年で完成した。

同遺産の認定は、社会や土木技術者へのアピールや失われるおそれのある土木遺産の救済、まちづくりへの活用などを目的に、2000年に開始。これまでに全国で347件が認定されている。

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