北陸地方整備局と日本埋立浚渫協会は6日、新潟市のグランドホテルで意見交換会を開催した=写真=。適正な工程管理やICT導入などについて議論した。
意見交換は非公開で開催。適正な工期設定に向けては、協会が4週8休による休日が2割しか取れていないとする現状や理由を説明。また、ケーソンを設置するときは静穏な天候で5日程度連続した日数が必要としていることから、適正な工期を要望した。これに対し整備局は「週休2日とするような制約は設けず、4週8休となるよう柔軟に対応したい」との姿勢を示した。
また、工程情報の共同は「できるだけ拡大したい」と対応。受発注者の工程を紙で示す方法については、積極的な回答までには至らなかった。
ICT導入に向けては、全面展開や水中ソナー、SIM化を要望した。「国土交通省でプログラムを策定しようとしているので、その結果を踏まえ検討したい」と答えた。