関東地方整備局は7日、土木工事書類スリム化ガイドをまとめた。ガイドでは、工事関係書類を必要最低限に簡素化するため、削減可能な工事書類について紙と電子による工事書類の二重納品防止の徹底を掲載している。技術調査課では「ガイドを活用して工事書類削減に積極的な取り組みを」と期待している。
整備局では2008年度に土木工事書類作成マニュアルを策定し、工事書類の簡素化に努めているが、徹底されていない状況。15年度からは工事書類の提出方法を事前協議で明確化することにより、紙媒体の提出に加えて電子データを提出する二重提出の防止に取り組んでいる。さらに今回、ガイドを作成し、削減可能な工事書類の周知徹底を図ることにした。
具体的には、監督職員や現場技術員が段階確認に立ち会った場合の立会い状況写真添付や排ガス・低騒音機械の検査時の確認写真作成は不要となっている。作成不要書類を添付しても工事成績で評価は行わない。