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(社)長野県建設業協会

建設業で働く女性のためのセミナー

2018/02/28 長野建設新聞

建設業で働く女性のための基礎知識セミナーが16日、松本市内の松筑建設会館で行われた。当日は県内各地から建設業で働く女性が多数参加し、建設業協会青年部も参加協力して経営者の視点も交えながら「私たちが、働きやすく、働きがいをもって働き続けるために」をテーマに労働環境や先進事例などを聴き、理解を深めた。

冒頭、長野県建設業協会の清澤副会長は「女性部会を立ち上げて今年で3年になり、日頃から建設業協会の行事にも積極的に参加していただくなどリーダーシップを発揮していただいている。皆さまが10年後、協会の屋台骨を担って活躍できる日が来ると確信している」と一層の活躍に期待した。

続いて平澤里枝部会長(塩川組)は「人口減少社会の中、建設業の担い手確保、働き方改革などが問題となっているこれからの日本に、人口の半分を占めるわれわれ女性の活躍は、今や国レベルで取り組んでいる課題。しかし私たち女性は、家庭の外で働いて、外貨収入を得ること以外に、家事や育児、介護など家庭を支える一番大きな担い手で、各々の年代で様々な負担を抱えていることでしょう。働く環境はすぐに変わるものではないが、一歩一歩意識を持って取り組むことが必要だと思う。働く環境を改善することも大事だが、自分自身が長く働ける価値ある人材になることがとても大切だと私は思う。それには専門知識を身に付けるなど今できることを一つ一つ積み上げて自分の価値を高めることが有効。自らの価値を高め、働く環境を改善する一歩を踏み出すために、今後よりよいものにする具体的な第一歩を目指したい」とセミナーの意義を強調した。


【あいさつする平澤部会長】

平澤部会長

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