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長野県松本市

松本波田道路に追加IC2カ所

2018/04/21 長野建設新聞

松本市は中部縦貫自動車道の松本波田道路に新たに計画している追加インターチェンジ(IC)設置について検討内容を明らかにした。場所は一般県道和田松本線の和田地籍と主要地方道松本環状高家線の新村地籍の2カ所。いずれも幹線道路と接続しており、松本市は地域の交通負荷軽減と利便性のアップのほか、工業や農業など松本市西部地域の活性化も期待できるとし、今後、国や県と設置に向けた協議を進める。

松本波田道路は長野自動車道の松本ジャンクション(仮称)の松本市島立南栗から波田インターチェンジ(仮称)の松本市波田中上手までの延長5.3km。和田地籍の追加ICと新村地籍の追加IC間の距離は約2kmある。地元の波田、新村、島立地区対策委員会のほか、大久保工場公園団地や松本臨空工業団地の管理組合からも設置要望があり、松本市は検討の結果、多くの効果が期待できることから設置する方向で今後の手続きを進めることとした。

追加ICは国やネクスコが整備する政策インターチェンジと異なり、地方自治体が整備から維持管理までを行う。国はこうした自治体を支援するために、アクセス道路の整備のための個別補助制度を2018年度に創設したことから、松本市はこの制度を活用して財源確保を図る。

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