植木組が事業費14億円を投じ建設する本社とテナントビルの工事がいよいよスタートする。植木組と植木不動産は27日、JR柏崎駅の駅前ふれあい広場(柏崎市駅前1丁目5、サイカワ跡地)で起工式を執り行った。ゴールデンウイーク明けに着工し、本社ビルは2019年3月、テナントビルは19年6月の竣工を予定している。
本社の移転新築とテナントビルの建設は、昨年7月に柏崎市が公募した駅前市有地の活用事業(事業名J-フォレスト)で行われるもので、駅前ふれあい広場1万804㎡のうち約7746㎡を市から借り受け、本社ビルとテナントビルを建設。植栽歩道なども整備し、テナントビルにはカシックスなどが入居する。
施設は植木組本社ビル(施主・植木組)がRC造3階建て、延べ床面積2149・97㎡。テナントビル(施主・植木不動産)がS造3階建て、延べ床面積1193・81㎡。両施設とも植木組が設計・施工を担当する。
植木義明社長は施設について「地方都市らしく多くの緑を配置し、開放された場所を整備したい」と説明。また「駅前活性化の一翼になれることを誇りに思う」と述べた。
現在の本社ビルは新しいビルの供用開始後に解体し、跡地はマンションやアパートなど住宅系施設の整備を検討している。
【イメージパース】【27日に行われた起工式】