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新潟県長岡市

米百俵プレイス導入機能案まとまる

2018/05/09 新潟建設新聞

 長岡市はこのほど、大手通坂之上町地区市街地再開発事業の中核施設「米百俵棟」(西棟=現旧大和長岡店・東棟=現北越銀行本店)に配置する「米百俵プレイス」(仮称)の導入機能(案)をまとめた。延べ床面積約1万2000㎡にわたる「人づくり・学び・交流エリア」の整備に向けた基本機能を盛り込んでいる。

 このうち、NaDeC構想機能・産業ビジネス支援機能のフロア面積は約2000㎡。エントランス等に配置する産業紹介コーナー、執務室や相談室で占めるながおかBizと産学協創センター、インターンシップセンターのほか、プレゼンラウンジやワークスペースを備えたワーキングスペース、学生専用フリースペースを配置。また、ものづくりの専用機器を備えたファブラボには、3Dプリンターとスキャナー、レーザーカッター等を設置。ガラス張りで可動間仕切り仕様の教室3室と、モニターによる公開が可能な研究室3室を軸とした最先端技術オープンラボを配置し、開かれた技術提案の場を目指す。このほか共用空間として展示用フリースペースと300人収容規模のメディアセンタースタジオを整備。階段式座席を配備する。

 一方、新しい互尊文庫として整備する図書館には、4大機能を導入。まちなか図書館機能では、蔵書数6万以上の書架、サーチバー、AVコーナー、1階と3階に自動貸出と返却機、事務室等を配置。

 学習室・閲覧席機能は、施設内に椅子、机を点在させるレイアウトで配置。 若者ラボ機能には、雑音可能なスタジオラウンジ、卓球、ボルダリングなどの軽運動ができるオープンスタジオ、ダンスや演劇の練習に最適な大型鏡を備えたパフォーマンススタジオ、バンド練習用のサウンドスタジオ、調理、工芸用のクラフトスタジオを配置する。

 子どもラボ機能では、ワークショップスペース、ものづくりスペース、防音壁完備で走り回れるアクティブスペースを置くほか、歴史人物史展示機能にはシアターを備える。

 新図書館と西棟、東棟の1階交流スペース、カフェ、レストラン、物品販売店舗(書店・文具・雑貨)を合わせた延べ床面積は6000~7000㎡としている。

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