記事

事業者
建設業労働災害防止協会長野県支部長野分会

新分会長に岡澤氏/体制一新、誓い新たに/総会と安全大会

2018/06/22 長野建設新聞

 建設業労働災害防止協会県支部長野分会(中川信幸分会長)は15日、2018年度定時総会を長野市のホテル信濃路で開き、任期満了に伴う役員改選で、新分会長に岡澤元夫氏を選出した。総会後には労働災害防止安全大会を開催。参加者全員で労働災害撲滅の誓いを新たにした。

 総会の冒頭、中川分会長は、会員の死亡事故が昨年1年間ゼロだったことにより県支部から表彰を受けたことを報告。「会員の皆さん、指導者会の皆さんのご努力のたまもの」と謝意を表した。また、「私が分会長に就いた10年前は、工事の安全が活動の中心だった。それは今も変わらないが、近年は働き方改革ということで、社員の時間外労働の抑制、心のケア、健康管理にも取り組まなければならない。企業経営はかじ取りが難しい時代になってきた」と述べ、「皆さんそれぞれに努力し、課題を解決していただきたい。建災防としても情報を発信していく」と述べた。

 議事では、本年度予算など全ての議案を原案どおり承認。事業計画には「リスクアセスメントの推進」「建設業労働安全衛生マネジメントシステムの導入促進」などとともに、「過重労働による健康障害防止対策、メンタルヘルス対策」も盛り込み、安心して働くことができる職場づくりの実現へ、行政と一層連携を図りながら各種事業を展開していく。

 引き続き行われた労働災害防止安全大会には、長野労働基準監督署の青木重和署長をはじめ、県や管内市町村職員も出席。受・発注者一同で安全の誓いを新たにした。

 新たに分会長に就任した岡澤氏は「副分会長も全員新任、理事の大半も新任、指導者会の会長も新任という体制となった。これまでも活動に携わってきたが、新体制により、さらなる安全を目指し頑張っていきたい。皆さんの協力を宜しくお願いします」と決意を述べた。

 引き続き青木長野労基署長と県長野建設事務所の相河政登整備課長があいさつ。集団指導では長野労基署の矢島一男安全衛生課長が労働災害防止について話した。

 なお、総会に先立ち建設部会(野本大介部会長)の定時総会も開催。新部会長に飯島泰臣氏を選出した。

 新役員は次のとおり。(敬称略)

 【長野分会】

 ◆分会長=岡澤元夫(岡澤建設)

 ◆副分会長=加藤誠(中部建設工業)、飯島泰臣(飯島建設)、町田幸司(大栄電気設備)

 ◆理事=和田幸文(和田組)、湯本宜成(松代建設工業)、髙木春光(高木建設)、日極量博(中部電工)、大日方喜一(フクヤ)、村松直敏(村松建設)、中山英治(建設産業労働組合)

 ◆監事=藤森将一(藤森建設工業)、小山田雄治(小山田組)

 【建設部会】

 ◆部会長=飯島泰臣(飯島建設)

 ◆副部会長=湯本宜成(松代建設工業)

 ◆理事=和田幸文(和田組)、大日方喜一(フクヤ)

 ◆監事=藤森将一(藤森建設工業)、小山田雄治(小山田組)

 【安全指導者会】

 ◆会長=大日方喜一(フクヤ)

 ◆副会長=藤森将一(藤森建設工業)、村松直敏(村松建設)

 ◆指導者=泉太司(北野建設)、川浦俊樹(川浦土建)、小池毅夫(小池組)、酒井清隆(守谷商会)、清水英隆(北信土建)、高木亜矢子(高木建設)、塚田智信(飯島建設)、原山大輔(喜久屋商会)、山口忠幸(山口電気)、中村慶胤(久米路建設)、山口卓也(山倉建設)、堀内秀樹(市星電気)

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら