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国土交通省高田河川国道事務所

年度内に住民説明/保倉川放水路のルート帯

2018/07/05 新潟建設新聞

 北陸地方整備局高田河川国道事務所は2日に開催された「保倉川放水路建設促進期成同盟会」において、関川・保倉川流域の治水対策の保倉川放水路について、年度内に住民説明会を開催し、整備する放水路のルート帯を提示することを明らかにした。

 保倉川の放水路案は、保倉川の松本地点上流で毎秒700立方を分流し洪水を直接日本海に放流するもの。これにより治水安全度は本川である関川と同程度となる。

 放水路整備計画案では、整備費用として約550億円を試算するほか、流下能力の確保には毎年約4万立方の土砂除去が必要となる。また影響範囲は約40~50haとし、放水路を境に地域分断が生じるほか、放水路の幅にかかわらず、交差する道路、鉄道の橋梁化が必要となる。

 担当者は今後提示するルート案について「現地調査やまちづくりの議論の中で、上越市をはじめ関係機関と協議しながら、放水路整備に伴う地域分断という課題に対応できるよう配慮する」とした。

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