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(社)日本塗装工業会県支部

日塗装県支部が9月セミナー/遮熱塗料について学ぶ

2018/09/26 埼玉建設新聞

 日本塗装工業会埼玉県支部(松尾康司支部長)は19日、3部構成による9月セミナーをさいたま市南区の建産連研修センターで開催した。高日射反射率塗料(遮熱塗料)の性質や実験結果、サーモグラフィーの活用について学び、災害時の人命救助などに貢献しているドローン操縦士のライセンス制度などの解説を聞いた。

 松尾支部長は「ぜひともこのセミナーを有効に活用していただき、事業の発展につなげていただきたいと思います」とあいさつ。

 第1部では同工業会の鈴木譲技術部長が『遮熱塗料の新業界統一基準について…新しい熱性能計測JISの活用…』と題し講義。さまざまなタイプの遮熱塗料について、塗膜を通過する熱量を日射侵入比によって横並びに評価でき、断熱、放熱機能などに惑わされずに一般消費者が塗料を選択できるようになる状況を説明した。

 第2部では㈱テストーサーモグラフィー製品担当の落合邦仁氏が『建築業界におけるサーモグラフィーの活用』について、基礎的知識と製品の機能を紹介。主な用途として電気・配管設備、住宅の省エネ・断熱、外壁タイルの剥離、橋梁の老朽化などで用いられている診断の実績を確認した。

 第3部では㈱スカイロボット営業本部の中條秀一氏が『災害時のドローン実用例』をテーマに、自治体と共同で行った人命救助訓練のビデオ映像などを視聴。ドローンを用いたビジネス展開に必要なフライトコース、ビジネスコースなど産業用パイロット養成のプログラムを紹介した。

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