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新潟県五泉市

真仁会と基本協定 10億円補助 五泉中央病院の整備で

2018/10/24 新潟建設新聞

 五泉市で17日、医療法人社団・真仁会(五泉市)と五泉中央病院の整備に係る基本協定書の調印式を行った。

 地域医療の中核を担う病院として、救急医療等の地域医療の需要に配慮した診療体制を整備し、質の高い医療サービスの提供に努めることや、市が病院の統合整備に要する費用に対する財政支援として、2018~22年度までの5カ年で総額10億円を限度として補助金を交付することなどが基本協定の内容となっている。

 調印にあたり伊藤勝美五泉市長は「地域の医師会と連携を図り、五泉市の中心を担う医療機関として、市民の命を守ってもらいたい。現在行われている病院の建設においても無事故で竣工されることを祈願している」と述べた。

 真仁会の佐藤弥生理事長は今回の支援に深く感謝の意を述べた上で「20年のグランドオープンに向けて、ハード、ソフトともに検討を進め、新しい病院ではより一層、住民の方々に受診しやすい環境を整えて参りたい」と意気込みを語った。

 真仁会が建設を進めている「五泉中央病院」は、南部郷総合病院と北日本脳神経外科病院を統合した新病院として20年1月のグランドオープンを目指し建設を進めているもの。新病院の病床数は199床。

 総事業費は約62億円。うち新棟建築・東棟改修に約37億円(新棟9562・62㎡、改修5031・80㎡)、医療機器購入に約8億円、設計、外構、解体、保育所ほかに約17億円を見込む。


【写真=協定書に調印、佐藤弥生理事長(左)と伊藤勝美市長(右)】

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