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国土交通省北陸地方整備局(建設)

1号トンネル掘削時の補助工法追加で鷹ノ巣道路30億増

2018/11/09 新潟建設新聞

 北陸地方整備局は、国道113号鷹ノ巣道路の事業費を約30億円増額した。主な理由は1号トンネルで軟弱地層が判明したとことや、大内渕と下川口地区で土質改良が必要となったため。今後の対策として、1号トンネルは掘削時の補助工法を施す=図=。


 1号トンネルは、用地買収後に地質調査を追加実施したところ、脆弱な地層があることが判明。巨大岩塊が混在する崩積土地山を確認。掘削の際の補助工法を採用するため事業費増とした。

 大内渕地区などの土質改良は、切土で発生する土砂を盛土材として利用する計画。両地区の切土材は脆弱であり、盛土として利用する際には土質改良が必要なことから、添加量を増加させる費用5億円を増額した。

 両対策の増額により、鷹ノ巣道路の全体事業費は約30億円増の約220億円となる。2018年度末の残事業費は約138億円となる見通しとしており、進捗率は37%となる見通し。

 このほか用地費・補償費については、18年度末の残事業費の見込額を1億3000万円としており、同年度末の進捗率は81%となる見通し。

 同道路は、関川村下川口~片貝(L5・0㎞)を整備する計画。地域高規格道路「新潟山形南部連絡道路」の一部区間を形成する。

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