国土交通省は21日、建設現場の生産性向上につながる優れた取り組みを表彰する2018年度の「i-Construction大賞」授与式を開催した。国土交通大臣賞3団体、優秀賞22団体の計25団体に対し、石井啓一大臣から表彰状が贈られた。
石井大臣は、栄誉をたたえた上で「皆さまが地域や業界のトップランナーとして地域の人材育成も含め、国・地方公共団体・民間といったあらゆる建設現場でi-Constructionに積極的に取り組んでいただくことが、取り組みの成果の結実に向けて非常に重要と考えている」とし、引き続き建設現場の生産性革命や週休2日確保などの働き方改革に向けて理解と協力を求めた。
2回目となった今回は、17年度に完成した国や地方自治体等が発注した工事・業務での元請け企業の取り組みのほか、i-Construction推進コンソーシアム会員の取り組みなどを対象とし、直轄工事・業務部門で14団体、地方自治体等の工事・業務部門で6団体、コンソーシアム会員の取り組み部門で5団体が栄誉に輝いた。
国土交通大臣賞は直轄工事/業務部門が加藤組の「国道54号下布野歩道工事」(中国地方整備局発注)、地公体等工事/業務部門が田中産業の「一般国道253号(三和安塚道路)本郷サーチャージ盛土(その2)工事」(新潟県発注)、コンソーシアム会員からは政工務店(佐賀県)の取り組みが受賞している。
国交省では受賞者の優れた取り組みを全国展開するため、ホームページで詳細を掲載している。
【写真=石井大臣を中心に受賞者全員で記念撮影】