中央市(田中久雄市長)は22日、新年度予算案を発表した。都市公園整備に8億5203万3000円、豊富小建て替えに8億2550万5000円、田富北小設計などに1億9943万5000円を計上。学校給食室の改修などに3億1976万6000円を投入する。第3工区に入る予定の田富玉穂大津線には1億1447万7000円を振り分けた。
都市公園は市役所田富庁舎北の田畑に整備。5・1hの敷地に緑地やフットサルコート、サッカー・グラウンドゴルフ場などを造る。新年度から工事を始め2カ年で完成する計画だ。
豊富小校舎は現在地での建て替え。旧校舎の解体から新校舎建設までを新年度に行う。田富北小については新校舎の基本・実施設計や旧校舎の解体工事、新体育館・プールの建設も始める。
小中学校の給食室については給食センター化に伴い、受け入れ体制を整備する。新年度予算には、同改修費のほかセンター建設費(継続)、取り付け道路内の給水管新設工事や事務用品購入などの経費を含んでいる。
三村小では水漏れが出ている箇所があるため防水工事を予定。低学年・特別教室棟の屋上防水ほか修繕を行う。事業費は2310万円を見込んでいる。
市道田富玉穂大津線は県道甲府市川三郷線とリニア駅が予定されている甲府市大津町を東西に結ぶ路線。用地買収や移転補償を進めるほか、新年度は第3工区に着工する。
玉穂中央通り線については用地費など4億382万1000円を計上。沿線に山梨大附属病院やショッピングセンター「イオンタウン山梨中央」がある道路で、歩道がない約250m区間の整備に向け引き続き用地買収を実施する。
市役所田富庁舎前を走る市道4108号については舗装の劣化が目立ち、2016年度に一部を補修した。新年度は残る240mの補修を行う(予算額2247万5000円)。また併せて付近の交差点を拡幅し右折レーンを設置する(同2300万円)。
なお、田富庁舎大規模改修の建築主体工事について、齋藤建設・依田工務店JVが落札(4億4064万円・税込み)し、市議会第1回定例会に契約締結案件をかけることも同日、公表された。