北陸地方整備局は本年度当初予算で国道8号朝日温海道路事業に85億円を投じ、(仮称)4号トンネルと(仮称)11号トンネルの工事発注を計画する。発注規模は両トンネルともに50億円以上を見込み、第4四半期の発注を予定。
延長は4号トンネルが約1183mで工期に約39カ月間、11号トンネルは約1000mで工期には約37カ月を想定する。設計はいずれもパシフィックコンサルタンツが担当している。
朝日温海道路の県内事業では本年度に用地買収、改良工事を推進するとともに2020年の工事完了を目指して鹿島建設・福田組JVで(仮称)1号トンネル工事が進められている。同トンネルは3月末現在で、1007mのうち約6割となる570mを掘削。完成後には、最も規模が大きい(仮称)2号トンネル(約2400m)の着手を予定している。
計画的な事業進捗へ引き続き用地買収、工事用道路整備等などを進める。トンネル以外についても猿沢地区、檜原地区、塩野町地区の改良工や山北地区の準備工などに着手するほか、塩野町川橋下部工事として橋台工2基などの工事発注を予定する。