県土木部は熱中症対策に資する現場管理費の補正を試行する。ことし４月１日以降に発注された工事で、主たる工種が屋外作業である案件が対象。工場製作のみ、工事全体を一時中止している期間を除き工事期間中の真夏日に応じて現場管理費を補正し設計変更する。

　真夏日は１日の最高気温が30度以上または環境省の暑さ指数（ＷＢＧＴ）を用いる場合は25度以上とし、夜間工事では作業時間帯の最高気温が30度以上の場合とする。

　受注者は施工計画書に工事期間中の気温の計測方法および計測結果の報告方法を記載。現場完了後に施工計画書に基づき、計測結果の資料を発注者に提出する。

　提出書類を基に準備・後片付け期間を含む工期中の真夏日割合に補正係数１・２を掛けた数値を補正値に設定し、現場管理費を補正する。