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茨城県桜川市

調査完了後に解体/県西総合病院

2019/07/23 日本工業経済新聞(茨城版)

 桜川市は県西総合病院の解体を計画している。現在はジェイエス㈱(宮城県仙台市)が建物のPCB含有調査を進めている。履行期限は7月26日。調査の完了後、速やかに工事に着手したい考え。2019年度中をめどに解体する。事業費は6億798万3000円。

 県西総合病院は筑西市民病院(筑西市)、医療法人隆仁会山王病院(桜川市)との再編統合が進められ、18年10月にさくらがわ地域医療センターと県西部メディカルセンターが開院したことに伴い、同年9月末に廃院。市は跡地の利活用を図るため、現在の建物の解体を計画した。

 所在地は鍬田604で、岩瀬小学校の東側100m付近に立地している。敷地面積は約1万7000㎡。

 第1~3病棟をはじめ複数の病棟があり、総延べ床面積は約1万6000㎡。敷地内の建物を全て解体し、更地にする予定。市道を挟んで立地する透析棟などは解体しない方針だ。

 また一部民有地があることから、20年度以降にも市が取得する考え。跡地の利活用については19年度に建物を解体しながら方向性を検討していく。

 事業費の内訳は工事費5億9859万4000円、工事監理委託料222万8000円、PCB調査委託料593万5000円、エレベーター点検委託料69万3000円となっている。


 【写真=廃院となった県西総合病院】

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