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県都計審、宇都宮陸羽線など3件を議決、4号矢板拡幅区間の幅員変更、こ線橋通り、六美吾妻線も

2019/07/31 日本工業経済新聞(栃木版)

 県都市計画審議会(会長・森本章倫早稲田大学教授)が30日、県公館で開かれ、都市計画道路の変更3議案を審議。原案通り議決した。議案は①3・3・5号宇都宮陸羽線ほか2路線(矢板市)②3・3・2号大田原野崎線及び3・3・3号野崎こ線橋通り(大田原市)③3・5・905号六美吾妻線及び3・5・906号真岡壬生線ほか2路線(壬生町)。宇都宮陸羽線は国土交通省の国道4号矢板拡幅事業の詳細設計の内容に合わせて幅員を変更。野崎こ線橋通り、六美吾妻線は将来の見通しなどを勘案して2車線に変更。真岡壬生線は法線などを見直す。

 宇都宮陸羽線は東北自動車道矢板インターチェンジランプ部から北側を変更。現在の都市計画道路の区域は幅員22m(車線3・5×4、路肩0・75m×2、歩道2・5m×2、中央帯1・5m)。

 変更後は法面部を含む下幅に合わせた区域として幅員を22m~52・1mとする。また、3・4・2号中央通りと3・4・3号公園通りとの交差点部の区域も変更する。

 野崎こ線橋通りは、JR野崎駅北側の大田原野崎線(国道461号)と一般県道西那須野薄葉線交差部の区間を変更。走行性や安全性を向上させるため、大田原野崎線との交差形状を直角とし、車線数を4車線から2車線に変更。幅員を見直しする。

 変更後の幅員はJR線立体交差部以外の一般部が15m(3・25m×2車線、路肩1・75m×2、歩道2・5m×2)。JR線立体部は両側5mの副道区間が26・2m。JR線橋梁部が15・8m。

 六美吾妻線は壬生丁六美地区の主要地方道羽生田上蒲生線(都市計画道路おもちゃのまち下古山線)を起点、壬生乙下川原地区の主要地方道宇都宮栃木線(都計道宇都宮栃木線)を終点とする延長約8020mの都市幹線街路。終点側の一部以外は未整備となっている。

 現在は4車線で都市計画決定されており、2車線に変更。幅員を13・5m(車線3・25m×2、路肩1m×2、歩道2・5m×2)に改める。起点側の六美町北部土地区画整理地区内は17年度に先行して2車線、幅員16・5mに変更している。

 真岡壬生線の起点側は概ね国道352号に沿ったルート。黒川付近から西側は国道の南側を通るルートで都市計画決定されている。

 歩道や電線共同溝の整備が予定される352号大師町工区の具体化に合わせ、西側を国道に沿った法線に変更。終点の位置も宇都宮栃木線との交差部に見直しする。

 変更後の幅員は14・5m(車線3・25m×2、路肩1m×2、歩道3m×2)。交差する都計道壬生福和田線、宇都宮栃木線との交差位置なども変更する。

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