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山梨県甲州市

災害時の避難所を提供 甲州市の植野興業

2019/08/03 山梨建設新聞

 甲州市は7月31日、植野興業(植野正人社長、同市)と災害協定を結んだ。同社施設を災害時の避難所として利用するもので、同日、市役所で協定の調印式が開かれた。田辺篤市長は「大変ありがたいこと。有事には好意に感謝しながら市民の皆さまに利用してもらいたい」と感謝した。式には市と同社との調整役を務めた丸山国一市議も出席した。

 植野社長は「弊社は前進の組織を含め68年間地元にお世話になっており、何か恩返しをしたいと考えていた。駅に近いこともあり緊急時の避難場所に好都合だと考え、建物・敷地を再整備することにした」と経緯を説明した。

 敷地の広さは約2000㎡。防災備品を保管する倉庫を設置したほか、井戸があるため災害時には飲み水も提供できる。また太陽光パネルも設置済みで、今後蓄電池を用意し電源を確保できるようにする。さらに過去に起きた災害の際に、通信手段としてソーシャルネットワークサービスが有効だったことを踏まえ、Wi-Fi設備を整備する計画もあるという。



【写真=左から丸山議員、田辺市長、植野社長】

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