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一刻も早い全線開通を 村上で日沿道建設促進大会開く

2019/08/09 新潟建設新聞

 第31回日本海沿岸東北自動車道(日沿道)新潟・山形県境地区建設促進大会が7日に村上市総合文化体育館で開催された。新潟、山形県関係者約400人が参加した。事業中区間の早期完成と必要な道路関係予算の増額確保などを求める大会決議を満場一致で採択した。

 主催者あいさつで新潟地区期成同盟会の高橋邦芳会長(村上市長)は「しっかり道路を造って後世につないで行くことが使命。一刻も早く全線開通できるよう力を尽くしてまいりたい」と述べた。

 吉岡幹夫北陸地方整備局長は「災害に強い国土づくりの観点からも、日本海国土軸の必要性が高まっている。日本海側のネットワークを寸断させないためにも一日も早い開通に向け、皆さまの期待に応えられるよう整備を促進してまいる所存」とより一層の事業促進を誓った。

 新潟県の益田浩副知事は「日沿道は物流、観光、そして命の道という意味でも重要な道路」と話し、関係者が力を合わせ一日も早い全線開通を目指すことが重要であると強調した。

 その後北陸地整新潟国道事務所など工事を担当する事務所から事業報告が行われたほか、一般社団法人村上市観光協会会長浅野謙一氏による基調講演なども行われた。

 大会決議では一日も早い全線開通に向け▽「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」を確実に実施するためにかかる公共事業関係予算の確保および3カ年緊急対策に含まれない国土強靭化対策を行うための予算措置は令和2年度以降も確保すること▽長期案的な道路整備や、道路構造物点検一巡目の結果を踏まえ、今後増大する老朽化対策を実施するための財源を創設し、急速な老朽化が予測される道路施設の予防的・計画的な修繕のためのメンテナンス費用は道路ネットワーク整備等とは別枠で確保すること―などの計6事項について決議した。


【写真=早期完成に向けガンバロー!】

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