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【統計調査】6月の建設工事受注高は全体減少も公共が好調

2019/08/20 本社配信

 国土交通省がまとめた2019年6月分の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は7兆1458億円で前年同月比3・3%減となり、2カ月連続で減少した。公共機関からの受注が好調な一方で、民間等からの受注は昨年、一昨年の6月の受注高は高水準だったこともあり、大幅に減っている。

 元請受注高は4兆7449億円で前年同月比6・3%減と、3カ月連続の減少に。下請受注高は2兆4008億円で同比3・2%増と、6カ月連続で増加した。

 1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は前年同月比23・0%増の1兆5452億円で、4カ月連続の増加。新推計に移行した13年度以降では2番目に高い水準となる。国の機関は国と独立行政法時が増加、地方の機関は都道府県、市区町村、地方公営企業が増加した。

 民間は建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が前年同月比11・5%減となり、3カ月連続で減少した。土木・機械装置等工事は1件500万円以上の工事が前年同月比で17・0%減となり、2カ月連続で減少している。

 業種別では、前年同月比で総合工事業が3カ月連続、設備工事業が前月の増加から再び減少したものの、職別工事業は2カ月ぶりに増加した。

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