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栃木県小山市

小山市補正、LED照明導入に債務、10年間の包括業務委託へ

2019/08/30 日本工業経済新聞(栃木版)

 小山市は9月2日に開会する市議会定例会に、4億4668万1000円を追加する一般会計9月補正予算案を上程する。債務負担行為では市内全域の道路や公園照明をLED化するLED照明促進事業に3億2000万円を設定する。最終日の9月27日に可決の見通し。(2面に予算額)

 LED照明導入促進事業の期間は2019~30年度の12年間。年内に公募型プロポーザルを公告し、包括的業務委託の事業者を選定する。初年度はLED照明の交換個所や基数の調査、2年目は更新工事。10年間は維持管理期間に充てる方針。

 土木費は国の社会資本整備総合交付金事業(都市再生整備)や防災・安全交付金事業の確定に伴い、最多の4億6200万円。主に道路関係費を増額し補償、用地取得、測量設計、工事全般を推進する。総務費は地方創生推進交付金事業の600万円を追加した。

 小山駅周辺地区道路整備事業は設計と用地取得に4800万円、橋梁長寿命化の点検や修繕工事に3900万円、市道7号線道路改良工事に3700万円、間々田駅周辺地区道路整備事業は設計や工事に2900万円、市道201号線道路改良工事に2700万円。

 委託では寒川・間中アクセス道路に1000万円。延長1600mの道路新設に向け、測量調査に入る。横倉・横倉新田地区排水対策は水路設計に800万円。延長800m区間の開水路を暗渠化する。街区公園整備ではもみじ山公園(仮称)の測量に600万円。

 市道補修事業は3400万円、市内全域の道路維持管理工事を民間委託する。白仲公園(小山駅東地区)のバリアフリー化工事は1100万円。地籍調査事業は500万円。粟宮Ⅳ0・16平方㎞、粟宮Ⅴ0・25平方㎞、粟宮Ⅵ0・2平方㎞の調査を委託する。

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