記事

事業者
茨城県取手市

取手市が9月補正案に高井小子どもクラブ室設計費

2019/09/07 日本工業経済新聞(茨城版)

 取手市は9月の市議会定例会に補正予算案を上程している。建設関係の主なものでは、取手駅西口のエスカレーターステップ交換工事に1058万2000円、市道4247号線の改良工事に834万9000円、西浦川の護岸工事に324万5000円、高井小学校の子どもクラブ室新築の実施設計に280万円、埋蔵文化財センターの改修に向けた実施設計に170万円を計上している。そのほか、債務負担行為で取手駅構内のエレベーター設置実施設計に対する補助金として2850万円を設定している。

 一般会計全体では5億902万5000円を追加し、当初からの総額を394億9444万1000円とする。議会最終日は9月20日。

 土木費ではまず、取手駅西口の下りエスカレーターのステップにさびが生じていることから、交換工事に1058万2000円を措置。予算案が可決されれば随意契約で発注する。

 神住前新田の市道4247号線の改良工事には834万9000円を充て、拡幅(L70m)と舗装打ち替え(L180m)を行う。予算案承認後、速やかに指名競争入札で発注となるもよう。

 また道路維持補修に638万4000円を付け、0106号線(新町1丁目)のインターロッキング補修に約460万円、1045号線(井野)の舗装修繕に約280万円、取手駅西口の電気集中管理施設のドア修繕に約40万円を配分。

 とがしら公園(戸頭8-1-2)の防球ネット新設には390万9000円。センター奥部分に設置する。

 西浦川護岸工事には324万5000円を計上し、有田内科整形リハビリクリニック(毛有363-2)近くの水門付近の護岸を改修する。

 教育費では、高井小(ゆめみ野3-22-1)の子どもクラブ室新築設計に280万円。ゆめみ野地区の人口増加に伴い、校舎前の駐車場の一角に新築する。軽量S造、延べ328・5㎡(クラブ室70㎡×4部屋)、定員160人を見込む。予算案可決後、早期に指名競争入札で発注する。

 ほかに埋蔵文化財センター(吉田383)の改修設計に170万円。1999年築、RC造2階建て、延べ862㎡の施設の屋根や外壁、空調、自動ドアなどが対象。設計業務は、予算案が通れば速やかに指名競争入札で発注となる予定。

 債務負担行為の取手駅構内バリアフリー化設備整備費補助金は、JR東日本が行うエレベーター2基の新設に向けた実施設計に対するもの。

 スケジュールでは、本年度から来年度に実施設計をまとめ、来年度から2021年度にかけて工事を実施する。

 事業費は設計が8540万円で、工事が6億6900万円。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら