記事

事業者
栃木県野木町

野木町、逆川排水機場を耐震補強、来年度以降の着工目指す

2019/09/11 日本工業経済新聞(栃木版)

 野木町は、逆川排水機場(友沼)第1期工事個所の耐震補強工事を計画している。実施設計の執行は日本下水道事業団(JS)に委託。今年度の事業費は2764万3000円。突発的な豪雨災害に備え、機能強化を図る。来年度以降の早期着工を目指す。

 町は2期に分け、逆川排水機場を整備してきた。第1期工事は1971年度に着手し、85年度に完了。第2期工事は2005年度に着手し、07年度に供用を開始している。

 16年度に実施した耐震診断で第1期工事個所が建築基準法の耐震基準を満たしていなかったため、耐震補強を実施する。地下が土木工、地上が建築工。第2期工事個所は基準に適合している。

 逆川排水機場は南小林松原線の松原大橋北側に位置。主要施設となるポンプ機械棟はRC造地下1階地上2階建て。第1期工事の建築面積は517・94平方m、毎秒2立方mを処理するφ900㎜立軸斜流ポンプ2基を備える。第2期工事では193・2平方m増築し、毎秒8立方mを処理するφ1650㎜立軸斜流ポンプ1基を増設した。

 揚水能力は毎秒12立方m。1級河川思川左岸に排水している。水門は逆川樋管1カ所。沈砂池は6407立方m(幅員43・4m、延長25・9m、貯留5・7m)。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら