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【就任会見】赤羽一嘉国土交通大臣「防災・減災政策を推進」

2019/09/13 本社配信

 国土交通省の赤羽一嘉新大臣の就任会見が11日夜に行われ「国土交通省の所管は国民の命と暮らしを守り、経済、地方創生に直結する大変重要な事項が多い。気を引き締めて頑張っていきたい」と抱負を語った。

 赤羽大臣は「近年頻発する甚大な自然災害から国民の皆さまの命と暮らしをどう守っていくのか、自然災害の被害をいかに最小化していくのかという意味で防災・減災、国土強靱化の政策をしっかりと進めていかなければいけない」とし、重点的に取り組む政策課題の一つに挙げた。3年間で集中的に行っている緊急対策については「膨大な予算ではあるが限られた予算でもあるので、国・県・市町村と認識を共有して、本当に効果的・重点的・計画的に使えるようなものにする必要がある」との考えを示した。

 3か年緊急対策のうち、国交省が行う67項目の対策に対しては「省の総力を挙げて取り組む」と説明。さらに「災害対策は自助・共助・公助というものが当然あってしかるべきで、そうしたことにも目配せをしながら国と地方自治体それぞれが防災意識、減災意識を持って予防対策をしっかりと進めていかなければいけないと思っている」との持論を展開した。

 また観光先進国実現への取り組みの一環で「バリアフリーの社会づくりも重要」と指摘。加えて「多くの人が利用する公共施設ではバリアフリーが当たり前の世の中にしていく必要がある」としながら、駅のバリアフリー化の重要性を説くとともに「ソフトの部分でバリアフリーの足りなさがこれからの課題になるのではないか」と話した。

 他にも高齢者の交通事故の安全対策、ドローンの前向きな活用などを進める考えを示した。

 なお赤羽大臣は水循環政策担当大臣も務める。


【写真=就任の抱負を述べる赤羽新大臣】

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