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長野県松本市

四賀有機センターは廃止へ

2019/09/14 長野建設新聞

松本市は四賀有機センターを廃止する方向で進めることになった。13日に開かれた市議会経済地域委員協議会の中で示した。

同施設は1999年9月に旧四賀村が畜産厩肥等を原料とする優良堆肥を製造し有機農業の発展を図るため5億5954万円の事業費をかけて設置。現在は稼働から20年が経過し、機械設備の更新時期を迎え、設備の故障や不調が頻発。また脱臭装置稼働以降は維持経費が増加。製造量が限られる中で販売もピークを過ぎており、収支は赤字が続いていた。地元や畜糞業者と調整した結果、施設を廃止する方向で進めることになったもの。

用途廃止後に既存の建物は解体し、用地は契約に基づき所有者に返還される。建物の解体費用には3億円を見込んでいる。用途廃止時期は搬入業者の畜糞処理体制が整い次第としている。

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