記事

事業者
(社)埼玉県建設業協会

埼建協各社が台風被害の千葉県に対し対応

2019/09/19 埼玉建設新聞

 埼玉県建設業協会の会員各社は台風15号の影響により甚大な被害が発生している千葉県の各市町に対し、12日から順次、支援物資の発送や倒壊した屋根へのブルーシート張りなど迅速な対応を行っている。関東地方整備局からの要請を受けてのもので、会員各社の作業により早期復旧への期待がかかる。

 12日には君津市に伊田テクノスが水、中原建設は水、乾パン、カップ麺、市原市にはブルーシートを届けた。14日は佐倉市にユーディケー、丸和工業、星野組、池中建設の各社が水、乾パン、ブルーシートを提供。また長生町には島村工業がブルーシートを届けた。

 作業支援については、17日から伊田テクノスが10人を南房総市に派遣、倒壊した屋根へのブルーシート張りを行った。18日からは小川工業の4~8人程度が館山市に、富里市にはユーディケー、金杉建設がともに3~5人程度を派遣。関口工業からは八街市に派遣された。19日からは初雁興業も人員を派遣する運びで、協会員6社が各市町へ出向いて、復旧作業が行われることになる。

 作業を行っている伊田テクノスの高橋工事課長は「テレビなどで災害の状況は把握したつもりだったが、実際に現地に行ってみると思っていた以上に台風の被害が大きかった。停電は復旧していたが店舗などは被害を受けて休業している所が多い。家屋の被害は広範囲にわたっており、住民からの要望に対して地元の建設会社だけでは対応しきれない状況だった」と語った。


【写真=被災家屋にブルーシートを張った(伊田テクノス提供)】

被災家屋にブルーシートを張った(伊田テクノス提供)

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら