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埼玉県さいたま市

さいたま市が大宮南銀座通りの街路整備を計画

2019/09/24 埼玉建設新聞

 さいたま市は大宮駅東口南側に位置する大宮南銀座地区(以下、南銀)のまちづくりについて、都市計画手続きに着手する。全4工区のうち、1工区目・南銀座通り約170mを対象にする。南銀のまちづくり主体となる大宮南銀座まちづくり勉強会(以下、勉強会)が6月、市に依頼書を提出したため、動き出す運びとなった。

 まちづくりは街路整備などを行う。整備は主要同線である南銀座通りと片倉新道が対象。主な整備として無電柱化をはじめ、道路の拡幅と舗装を挙げる。具体的には現況幅員約5mから8mへ拡幅。合わせて電線類地中化と壁面後退により、左右1mも新たに確保する計画。

 都市計画の手続きは▽地区施設道路の設定▽建築物等の用途の制限▽建築物の容積率の最高限度▽建築物の敷地面積の最低限度▽壁面位置の制限▽壁面後退区域における工作物の設置の制限▽建築物等の高さの最高限度--の緩和などを予定している。

 市では都市再生緊急整備協議会で、都市再生緊急整備地域内の区域における地域特性や実態に基づき、駐車場ルールを定める都市再生駐車施設配置計画策定にも取り組む考え。

 勉強会は14年度に設立。17年度には大宮南銀座まちづくりコンセプトを取りまとめた。同コンセプトは将来像や方針を盛り込んだ。

 南銀は県内随一の繁華街。大宮駅周辺地域戦略ビジョンで「おもてなし歩行エリア」に位置付けており、大宮に訪れる多くの人々をもてなす役割を担う。また東日本の玄関口としてふさわしい場所として、段階的に区域を拡大し、にぎわい創出と安心安全で品格のある街並み形成を目指す。

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