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茨城県石岡市

石岡市の公民館個別施設計画案

2019/10/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 石岡市はこのほど、公共施設等総合管理計画に基づく公民館の個別施設計画案を策定した。それによると2020年度から29年度までの10年間で、耐震化工事や長寿命化とバリアフリー化工事を、石岡地区4館と八郷地区8館の12施設で実施していく。総事業費は概算で27億433万2000円に上る。

 現在ある14施設のうち、中央公民館の東大橋分館(東大橋1623-2)と高浜分館(高浜794-1)については、老朽化の度合いや利用状況を踏まえ廃止し、民間への譲渡を検討していく。

 耐震基準を満たしていない葦穂地区公民館(上曽1195-1)と瓦会地区公民館(瓦谷430-1)は、優先的に耐震工事に取り掛かる。

 葦穂はアグリ工業㈱(石岡市)に工事を発注済みで、瓦会は設計を㈲クボタ建築設計事務所(同市)に委託している。工事は来年度に発注予定。予算額は1億800万円。

 来年度からは林(下林862-1)、東(東石岡4-6-24)、中央(柿岡5680-1)、園部(真家1921)、恋瀬(小見827-1)、小桜(川又746)、城南(三村7109)、国府(国府5-7-1)の順で、健全性調査と実施設計、長寿命化改修工事(屋根、外壁、機械設備、スロープ、多目的トイレなど)を進めていく。

 20年度は林公民館の健全性調査・実施設計を、21年度は林の長寿命化工事と東公民館の健全性調査・実施設計を発注する。

 なお、小幡(須釜1300-1)は17年3月に改築し、府中(府中5-5-17)は15年度に改修済みのため工程表に含まれていない。

 また、東公民館では21年度に調査と設計、22年度に工事(予算額3億2207万8000円)を行う見通しだが、併せて同地区に立地する旭台会館(旭台2-18-3)や児童センター(旭台3-9-21)との複合化を検討していくとしている。


【①瓦会地区公民館②林地区公民館③東地区公民館④中央公民館】

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