県建設業協会が台風15号により甚大な被害が出た千葉県で応援活動を行っている。9月19日以降、延べ100人を超える会員が現地に入った。オレンジ色の揃いのベストをまとい作業する会員の姿は、被災住民だけでなく、長野県民にも頼もしさを感じさせてくれる。
県建協は国土交通省関東地方整備局からの応援要請を受け、ただちに対応を協議。9月19日に第1陣として13社41人が出動し、多古町と芝山町において21日までの3日間、被災した家屋の屋根にブルーシートを張る作業を実施した。その後、21~23日に第2陣が多古町で、25~27日に第3陣が横芝光町で活動を展開。29日からは第4陣の15社41人が鋸南町に入り、10月1日まで作業を行った。これまでに出動したのは延べ35社計106人。資材支援(9月27日現在)はブルーシート3338枚、土のう袋1万8398枚、トラロープ1万300mに上る。
県建協の木下修会長は「出動した人数以上に志願する会員が多くいる。県内の災害で助けてもらった恩を返したいとの思いで参加した者もいる。熱意と責任感がすごい」と会員の意識の高さを強調した。
なお県では、今回の活動を広く県民にPRするためプレスリリースを発行。ホームページでも紹介している。
【写真提供:県建設業協会、関東地方整備局】