石岡市はこのほど、保健施設の個別施設計画案を策定した。対象施設は石岡保健センター(杉並2-1-1)と八郷保健センター(柿岡2750)で、計画期間は2020~29年度までの10年間。石岡では21~22年度に大規模改修、八郷では22年度に中規模改修を行う見通し。
石岡保健センターは1979年度築、RC造2階建て、延べ2125・79㎡。屋根および外壁からの雨漏りが見られ、地下の空調設備の老朽化も著しい状態。
昇降機設置や土足化に対応するための床材改修、屋根と外壁の防水工事、空調設備の新設、キュービクル更新などを実施する。
2020年度に長寿命化の基礎調査と実施設計、21~22年度に工事を行う。概算総事業費は4億2515万8000円。
八郷保健センターは1996年度築、RC造2階建て、延べ1743・28㎡。石岡と同様に屋根と外壁からの雨漏りが深刻であるほか、地盤沈下による地下埋設管の損壊などがあることから、地上管への切り替えが必要となる。また、手すりや点字ブロックを設置する。
2020年度に地盤調査、21年度に実施設計、22年度に工事を行う。概算事業費は1億2551万7000円。
23年度以降については、いずれの施設も移転や複合化の検討を進めていくとしている。
【①石岡保健センター②八郷保健センター】