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山梨県北杜市

北杜市

2019/10/04 山梨建設新聞

 長坂総合スポーツ公園(大八田6811-187)の改修について北杜市の渡辺市長は「施設の中で建設後30年以上経過した体育館など老朽化の進行により、小規模補修だけでは対応が難しい施設もある。少子高齢化が進展する中で心と体の健康面からのスポーツ志向の高まっている。施設のリニューアルは長寿命化の観点からも必要であると考えている」と述べた。

 市では今後、整備の検討を行うにあたりスポーツ団体や多くの市民から意見を伺いながら、調査研究を進めていく。

 9月定例議会の井出一司議員(北杜クラブ)の一般質問に答えた。

 渡辺市長は「(公園内には)体育館をはじめ柔剣道場、サッカー場、野球場、テニスコートなど各スポーツ競技の会場になりえる施設が集まり、多くの市民が利用していることから、市の総合的なスポーツの拠点となる」と強調した。

 サッカー場について堀内教育長は、高冷地にあるため「天然芝の管理のため冬期の利用が制限され、12月から3月までは利用できない」と話し連続使用を控えるために年間150日以上が使えない状況であることを説明。

 しかし人工芝になると冬期を含め通年利用が可能となり「管理が容易というメリットがある。利用費向上を目的として整備を進めたい。関連施設や周辺施設を整備することにより、効果的な施設運営は利用者の満足感につながる。先行事例を調査していく」と前向きな発言をした。

 園内には屋外運動場や陸上競技場、体育館、テニスコート、屋内外ゲートボール場、武道場がある。指定管理者はAQUA・NTM共同事業体。


【写真=天然芝のサッカー場】

【写真=老朽化が進む体育館】

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