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事業者栃木県鹿沼市
見出し鹿沼市新庁舎きょう公告へ、継続費61・5億に補正、物価上昇分5億を増額  
掲載 2019年10月8日日本工業経済新聞(栃木版)  
本文

 鹿沼市は7日、市議会臨時会で61億5402万7000円に上る新庁舎整備事業の一般会計継続費10月補正予算の即決を得た。予算成立を受け、8日にも総合評価落札方式による条件付き一般競争入札を公告する。入札参加形態は単体または複数の企業で構成するグループ。参加資格は代表構成員が県外業者、その他の構成員は市内に本店。価格点150点、技術提案100点で採点する。約2カ月間の審査期間を経て12月には落札者を選定。来年1月には市議会臨時会を招集し、工事請負契約締結の承認を求める。総事業費は実施設計案段階から5億1000万円増の65億円に膨らんだ。2022年度末の完成を目指す。
 年割額は19年度3億5992万円(変更なし)、20年度28億7748万3000円(2億6762万3000円増)、21年度15億8192万1000円(1億2991万1000円増)、22年度13億3470万3000円(1億1062万3000円増)。
 当初予算の継続費に対し、総額5億805万7000円を増額補正した。総務省の統計調査では当初予算編成時の2月と比べ、公共施設整備工事費は全国平均で約12%上昇。物価スライド上昇分を価格転嫁した。施工監理費8943万円は据え置きとなる。
 技術提案の審査項目配点は①施工中の対策30点②地域経済への貢献度25点③全体の実施方法15点④設備調整15点⑤過去の施工実績15点(技術者能力10点、同種工事実績5点)―の見通し。議会要望を踏まえ、これとは別に地元業者発注枠を設定する。
 鹿沼産木材による木質化を図り、地域経済活性化、地場産品の需要拡大、地元建設業者を活用する。待合スペースの天井、階段の手摺り壁、2階待合と吹き抜けの間仕切り壁、庇下の木質化を検討。別途、総額3億円規模の発注を想定している。
 公告後は入札参加資格申請期間を28日まで設け、30日まで企業の質問を受け付ける。企業から寄せられた質問に2度回答し、技術提案書の提出を待つ。企業の持つ技術力、市に対する独自の提案内容を多角的に判断し、新庁舎整備に最も適した落札者を絞り込む。
 継続費内訳は行政棟48億4031万9000円(9・1%増)、議会棟6億6160万6000円(1・6%増)、本館解体1億9354万5000円(8・3%増)、新館解体1億6017万1000円(9・5%増)、外構2億895万6000円(43・5%増)。
 現庁舎敷地内(今宮町1688-1)で新庁舎を建て替える。本庁舎と東館を合わせた敷地面積は9808・75平方m(本庁舎9054・42平方m、東館754・33平方m)。仮設庁舎は設置せず、現庁舎を使用しつつ全体を4段階に分けて施工する。
 新庁舎は①行政棟②議会棟③接続廊下-の3棟で構成し、総延べ床面積は1万205・88平方m。行政棟はS造6階建て延べ9264平方m、議会棟は木造2階建て延べ872・4平方m、接続廊下はS造2階建て延べ69・48平方m。
 付属の公用車車庫は87・56平方m、守衛・倉庫は43・68平方m、来庁者駐輪場は25・01平方m、職員駐輪場は12・21平方m、ごみ保管庫は12平方m、バリアフリー駐車場は106・8平方m。全建物の合計は1万493・14平方m。
 準備工事3カ月(渡り廊下や車庫解体、外構撤去、オイルタンク新設)、第1期工事15カ月(行政棟Ⅰ期、議会棟建設)、旧庁舎解体工事5カ月、2期工事15カ月(行政棟Ⅱ期、接続廊下建設、外構Ⅰ)、外構工事4カ月(車庫・駐輪場建設、外構Ⅱ)を見込む。
 窓口業務は1~2階、行政中枢機能を3階、まちづくり機能を4~5階に配置。新庁舎は3棟ともRC造杭基礎とし、重要度係数Ⅰ類。行政棟と接続廊下の構造形式はラーメン構造。2棟ともS造地上部分のスラブ厚は150㎜。議会棟は杉材やヒノキ材を使用する。
 基本・実施設計は佐藤総合計画、オフィスレイアウト設計は内田洋行(以上東京都)がそれぞれ担当している。計画コンセプトは「市民、文化、歴史を未来につなぐ まちづくりの拠点が生まれ変わる」に掲げている。

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