にいがた土木女子（ＮＤＪ）会議は３日、新潟市中央区で「みんなで語る！みんなで創る！これからの建設産業」と題した交流会を開いた。

　建設業、コンサル、行政などから59人が参加。少人数のグループに分かれて意見を出し合うワールドカフェ形式により「本当に必要な働き方改革」をテーマに女性目線でこれからの建設業の未来を話し合った。

　参加者からは「若い人が少ない」「新人が働きやすい環境が必要」などの意見が出たほか、他の参加者からの話を聞いて「これまであまり発言してこなかったが、意外と女性の意見が通りやすいことを初めて知った」などの声も聞かれた。

　また建設産業女性活躍推進ネットワークの須田久美子幹事長による講演も行われ、須田氏は女性の坑内労働規制を事例に「古い法律が残っていることで、働きにくい環境となっている」と指摘し「１００年後の建設産業のため、問題を見つけ声を聞かせてほしい」と呼び掛けた。

　ＮＤＪの瀬戸民枝代表は「土木建設業は担い手確保が課題になっている。土木建設業の魅力を発信して男女ともに人が集まる雰囲気を醸し出していきたい。土木建設業の救世主になるのは女子の力」と語る。

【写真＝テーマは固いが話合いは和やか】